【独学で歌が上手くなる方法】ボイトレなど4段階のロードマップで解説

カラオケで歌いたい曲があるけどどうしても歌えない!
なるべく無料で歌が上手くなる方法はある?
歌が上手くなりたいけど何からすればいいかわからない!

この記事では、そんな悩みにお答えします。

私は、現在フリーランスで作曲家、プロデュースをしています。
10年ほどの期間、
ボーカリストにあった曲を作ったり、
レコーディングでは、ボーカルディレクションで細かい指示を出しています。
また、このブログでは、
・楽曲の音域などのデータ調査(600曲以上2021年10月時点)
・自分に合ったキーを測定するツール「うたいっち」の提供
・カラオケや歌ってみたに使える知識や情報
など、「歌」についてタメになるをテーマに投稿してきました。
そんな私が、初心者の方でもわかりやすいよう、
・ロードマップ形式
・なるべく1人でできる
・無料でできることを中心に
以下の内容をまとめました。

目次

歌えないLV1:基本〜音域を知る(無料)

まずは、「歌いたい曲」に対して、そもそも「自分が歌える」のか
を知ることから始めます。
敵を知り、己を知ることで初めて戦い方がわかります。

歌えるかどうかは、
「楽曲の音域」に対して、「自分の声の音域」が
◎同じor広ければ歌える
×狭い場合は歌えない
ということになります。

この項目では、

1、そもそも音域とは何か
2、自分の声の音域(最高音)の調べ方
3、歌いたい曲の音域の調べ方
4、音域がわかった上で歌えない

について解説します。

この項目はOKという方は歌えないLV2

1、そもそも音域とは何か

音域とは、
「その楽器が発音することのできる音階の範囲のこと」
です。

発音できる音階の範囲とは、
出せる1番低い音(最低音)から1番高い音(最高音)までの範囲
という意味です。

例えば、小学校の音楽の授業でよく使われる
「ソプラノリコーダー」の音域は
「ドから2オクターブ上のレまで」です。
(ドレミファソラシ-ドレミファソラシ-ドレ)
ざっくり言うと約2オクターブ以内の音域の曲であれば演奏可能ということになります。

では、ここで言う楽器とは「歌声」なので
あなたの声が発音できる音階の範囲が
「自分の声の音域」

曲中でボーカリストが歌っているメロディの音階の範囲が
「楽曲の音域」

となります。

※「楽曲の音域」と「アーティスト自身の声の音域」は別の意味なので注意してください。

音域についての詳しい内容は、%%%%%こちらの記事で紹介しています。

2、自分の声の音域(最高音)の調べ方

結論、こちらの音域チェック動画を推奨します。

理由は、
・わかりやすい
・とりあえず最高音だけわかればいい
・自己判定で失敗しにくい
という点です。

自分の声の音域の調べ方は、「音域チェック」などでググると
・ピアノを使った調べ方
・アプリを使った調べ方
・ボイトレ講師のYouTube動画
など出てくるかと思います。

ピアノを使うやり方は、
ピアノがないとダメ、そもそもよくわからない
アプリを使ったやり方は、
測定結果が毎回違う、オクターブ判定が曖昧、結果あまり正確でない
など、デメリットが見受けられるのおすすめしません。

おすすめしないというだけで、
他のYouTube動画や、アプリ、カラオケ機のチェック機能など、
とにかく自分の音域がわかればOKなので、
何を使ってはいけないという訳ではありません。

結論、「歌えない」を克服し、歌が上手くなるために必要な第一歩を
無料で自分の「最高音」を知ることに重きを置いた推奨です。
なぜ、最高音なのかは、歌いたい曲の音域の調べ方で説明します

音域チェックについては下記のページでも紹介しています。

3、歌いたい曲の音域の調べ方

結論、耳コピして、楽譜に起こして、1番低い音と1番高い音を調べる。
結論これしかないんですが、
初心者の方にはとてもハードルが高いと思います。
全ての曲というわけにはいきませんが、
当サイトで公開している音域情報は500曲以上ありますので、
曲名やアーティスト名を検索したりしながら
是非活用してください。

サイト内検索↓

当サイト調査データまとめ↓

カテゴリ:ピックアップ音域データ

「最高音さえ出れば、その曲は歌える」

また「最高音さえ出れば、その曲は歌える」
こういった経験がある方も多いのではないかと思います。
実は十中八九この理論で多くの楽曲に対応することができます。
これは実際理論的根拠はなく、アバウトに統計的な話です。

「自分の声の最高音」>「楽曲の最高音」
であれば歌えるという場合、

必要な楽曲の情報が最高音だけでいい場合は
こちらのページで最高音に特化した、アーティスト別まとめも用意しました。
是非活用してください

音域データアーティスト別index

4、音域がわかった上で歌えない

次の項目に進みます

歌えないLV2:超短期的対処法(無料:1日以内)

では、自分の音域と楽曲の音域がわかった上で
・自分の声と音域が合っていないから歌えない、
・あっているのに歌えない、
・「自分の声の最高音」<「楽曲の最高音」となってしまった
など、そうなった場合、歌えないと思います。

では、さきほど調べた「音域」で戦い方を考えます。

この項目では、
即効性があり、無料でできる方法
を紹介します

1、高すぎて歌えない場合の対処法
2、低すぎて歌えない場合の対処法
3、それでも歌えない(別の理由で歌えない、歌えない理由がわからない)

1、高すぎて歌えない場合の対処法

高音域を広げる

即効性のあるものを紹介します。

1、下を向いて歌う
2、頭から声を出すイメージ
3、腹筋を使って声を出す

裏声を使う

キーを変える

上記の内容はこちらの記事で詳しく紹介しています。

それでも歌えない場合は、次の項目へ進みます

2、低すぎて歌えない場合の対処法

・低音域を広げる

1、下を向いて歌う
2、口を大きく開かずに歌う
3、デスボイス、念仏、下水道のイメージ


・ごまかしてしまう

詳しい内容は以下のページで紹介しています。

それでも歌えない場合は、次の項目へ進みます

3、それでも歌えない(別の理由で歌えない、歌えない理由がわからない)

音域だけの問題ではなく歌えない場合が考えられますので、
次の項目へ進みます

歌えないLV3:中期的対処法(無料:1日〜1ヶ月程度)

この項目から前項ほどの即効性はでなくなります。
・無料でできる
・自己練習で鍛える
という中期的な改善方法を提案します。

※上達本、腹式呼吸、ミックスボイスなどのテクニックについて(注意)

まず注意するべきことがあります。
「1週間で歌が上手くなる」や
「〇〇をするだけで高い声が出せる」
などの本をよく目にしますが、
確かにそれらしいことが書いてあるのですが、
「(五線譜に音符が記載されていて)これを歌ってみましょう」
のような、
ある程度、楽譜が読めたり、楽器が弾けたりするような
音楽的知識がないとできない記述がよく見受けられます。
そういった上達本はまず紹介しません。
本を買うお金もかかりますしね。

また「腹式呼吸」や「発声法」のようなテクニックは、
ちゃんとできているかどうかのチェックが、
自分1人だと、とにかくわかりづらい。
横文字で「ミックスボイス」「ヘッドボイス」とか言われても、
出せているのか、これであっているのかよくわからないし、
仮に概念だけ理解したとしても、
呼吸法も合わせて、楽曲のどの部分でどう使えばいいのか
細かいことになればなるほど、
個人で使いこなせるようになるのはとても難しいと思います。

そして、人は1人で練習する集中力に弱い生き物です。
ストイックに何ヶ月も反復できる人はいいかもしれませんが、
上達を感じなければモチベーションも下がる一方。
何より解説する私自身が、個人練習は楽しくないし、苦手です。

ではもっと結果が中期的に見えやすい方法であること着目し、
この項目ではそんな単純明快簡潔な練習方法を紹介します。

1、セルフボイストレーニングのやり方(無料)

  • 1、実際に歌って、ボイスレコーダー(アプリ)で録音する
  • 2、録音を聴く
  • 3、オリジナルと比較する
  • 4、改善点をメモする
  • 5、”1″に戻り、これを繰り返す

単純なことですが、この練習方法を推奨します。
理由は、
・反復することで、上手くなっている実感が得られる
・自分の歌声を客観視できる
・歌えない理由を明確にできる

実際にやってみれば、
1日目より2日目、1週間後より2週間後、
必ず自分の歌に成長を感じられます。
モチベーションを損なわず続けやすくなります。
ただ自分で歌っているだけでは気づかなかった「聴こえ方」を知ります。
実際に歌えていない部分が詳しくわかるようになり、
改善点が見つけやすく、
「ただ漠然と歌うこと」から「次はこう歌ってみよう」が明確になります。

そして何より、自分のスマホの無料のアプリを使えば、
お金がかかりません。

ここまでで上手くなれば儲けもの。
金銭的コストは0円で済みます。

2、それでも歌えない(できているのかわからない、わからないことがわからない)

それでもなんか歌えない、上手くならない。
では、次の項目に進みます。

歌えないLV4:長期的対処法(有料含む:1ヶ月以上)

ここまではなんとか、
1人でできること
お金がかからない
という方法を紹介してきました。

ここから先、この項目では、
更に歌が上手くなるための追求をしていきます。

1、他人の意見を聞く

友人や家族など、身の回りの人に歌を聞いてもらいます。
先程の録音でもかまいません。
そして、意見を言ってもらいましょう。
特にあなたにとって、
「歌が上手い」と思っている人且つ、忖度なく指摘してくれる人
であれば尚良しです。

メリットは、
今まで自分1人ではわからなかった改善点や方法が、
自分以外の視点で見つかる可能性があることです。
更なる高みには、誰かの助言を請いましょう。

デメリットは、
密かな練習が友人や家族にバレるのがはずいこと。
「いいと思うよ」など、優しさから正しい助言が得られない可能性があること。

正直、このデメリットはかなり大きいと思います。
お金はかからないと思いますが、
その分プライドを犠牲にする羽目になるかもしれません。

それを回避する手段も含めて、次に進みます。

2、ボーカルレッスンを受ける(※無料もあり)

プロの指導者にレッスンを受けてしまえば、
先程のような精神的なデメリットは解決されます。
また、的確な助言や、正しいテクニックも教えてくれて、
専門的な知識も手に入ります。
録音を反復するだけでない、しっかりとしたトレーニングも受けられます。

メリットだらけのようですが、

・どこのスクールに行けばいいかわからない
・初心者でも大丈夫?
・期間や料金について不安
・できれば通いたくない、オンラインレッスンってどうなの?
・評判やレビューは信用できるの?

不安やデメリットについても解説していきます。

1、ボーカルレッスンの選び方

結論、「無料体験に行きまくる」
これに尽きます。

理由は、
・自分にあったレッスンを見つけられる
・無料でも手に入る知識がある

いろいろホームページを見たとしても、
それぞれのスクールの特徴や利点を調べても、
ボーカルレッスンで1番重要なのは、
「自分に合うかどうか」だと思います。

『そもそも楽しくないとかどうなの?』
『いやいやストイックに自分を追い込むぜ』
みたいに、取り組み方も人それぞれ、
あなたの肌に合うスクールの選び方は、
あなたにしかわかりません。
つまりそれを感じるには、無料体験を受けまくることが1番の近道と言えます。

それに、無料で一回のレッスンでも、
新しいことにきづけたり、
第三者の意見や、プロの助言ももらえるかもしれません。
スクールにもよりますが、
価値ある無料体験を提供してくれる場所は実際にあります。

2、値段について

やはりここは流石にお金がかかってしまうわけですが、
スクールによって値段も全然違います。
私見ですが、オススメの考え方をひとつ提案します。

世の中には、
音楽の専門学校や大学、
プロボーカリストの養成所など、
歌を学ぶ場所は広くあります。

専門学校や大学は2〜4年で200万〜1000万円
養成所でボーカルレッスンを無料で受けさせてもらえるのは特待生だけで、
一般の所属者は年間50万〜80万円程度のレッスン料を払っているようなパターンもあります。

そう考えると、
自分で好きなスクールを選んで、
予算やペースも自分で決められる。
「ボーカルレッスン」という選択肢は、
比較すると断然有効。
比較的安く、価値がある。
と提案します。

3、オンラインレッスン

オンラインをおすすめはしない

結論ですが、
個人的には、オンラインはおすすめしません。
やはり、上達を比較した時、
対面で同じ空間で細かい声の音を聞きながら指導される方が
確実に上手くなるし、ストレスもないです。

こんな人にはオンラインにも価値がある

とはいえ、全国各地のスクールをすべて選べるわけではなく、
住んでいる地域のスクールを調べるところからはじまります。
もしくは、地元にスクールがそもそもないなんてこともあるかもしれません。
行きたいところはオンラインレッスンをやっていないかもしれません。

ものは試し、これも無料体験があるならば、
是非試すべきです。

オンラインのメリットは、
・外出しなくていいこと
・講師と2人っきりの気まずさの解消
・住んでいる地域にボーカルレッスンがなくても受講できる

デメリットは、
・通信環境や、回線速度による遅延ストレス
・騒音問題
・音質劣化

いろんな点で比較して、価値ある方を選んでください。

おすすめのオンラインボーカルレッスン

・全国どこからでも受講できる
・無料体験がある
・実績があり信頼できる

以上の点を中心としておすすめのオンラインもできるボーカルレッスンは

通いやすさで選ばれる【椿音楽教室】



4、FAQ

・初心者でも大丈夫?
>ここはまったく心配はいりません。
歌に関しては皆スタートラインは同じ。
安心して臨みましょう

・どのくらいの期間で上達する?
>人によるとしか言いようがありませんが、
無料体験やカウンセリングで、
予算と期間の目安を相談することをおすすめします。

・評判、レビュー、感想は参考にしていいの?
>あまり参考にはならないと考えるべきです。
重要なのは、あなたにあっているかどうか。
同じスクールでも、複数の講師がいることもあるので、
一概にレビューや評判では判断できません。

5、あなたに合うボーカルスクールをマッチング